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松尾神社

由緒・由来

松尾神社は四十八号線、北四番丁通り宮町四丁目に鎮座する。

社伝によれば延亨二年(1745年)乙丑三月十九日藩主伊達宗村公の命により藩臣庄司伝七郎が大己貴命少彦名命の二柱を祀りに稲荷神社と稱した。
安永年間(1770年)頃から一時廃れていたが、天保十二年(1841)辛丑三月十九日に伊達家が京都松尾大社の大山昨命、中津島姫命を勧請して松尾神社改稱した。

戦前は旧青葉城より移遷した奥宮を首め社殿、拝殿、長床、神楽舎、神輿舎、神饌所、末社、琴平社等結構壮麗を極め、祭事は五月十八日に神社から河原町まで神輿渡御を行い、十九日に祭典を行っていたが昭和二十年の戦災で全焼した。

昭和三十一年に県内外の酒造家、杜氏、地方の氏子宗教者の寄進により完全防火の壮麗な社殿を復興し、酒造神楽祖神として県内外に知られる由緒ある神社である。

平成七年社殿を修復し庄司家が歴代宮司奉仕として現代に至る。

御祭神
大己貴命(商売繁盛)
大山昨命(酒、水商売)
少彦名命(薬業健康)
中津島姫命(家内安全)