宮町商店街振興組合がお送りする仙台市青葉区宮町の地域情報サイト

延寿院

由緒・由来

延寿院は、創建当時仙台東照宮の別当寺院仙岳院の傍院として、万治三年(1660年)に建立され、寺領三十五石をふせられていましたが、文政元年(1818年)五月に消失。文久元年(1861年)仙岳院十五世住職亮湛大和尚が再建。その際に、浄圓坊の木彫像を一体造り「浄圓房大権現」と尊称し、「阿弥陀如来」の石像と共に御本尊として本堂「浄圓堂」に祀り今日に至っています。

浄圓房大権現

浄圓房大権現とは、江戸時代初期に仙岳院で修行して「浄圓坊」と呼ばれた実在の僧侶「浄圓大徳」のこと。
韋駄天の様な健脚で、師僧が臨終の時に好物の最上の豆腐を所望したところ、即座に最上まで往復して豆腐を持ち帰り食膳に供して喜ばれた。と伝えられています。
一生の間、湯殿山へ往復すること二百三十八回におよんだ霊験を讃えて、「浄圓房大権現」と尊称して祀ったのであります。
足の病など難病を治す霊験があるとして、今も尚、尊崇を集めています

延命地蔵堂・延命地蔵菩薩

延命地蔵堂と延命地蔵菩薩像は、慶応三年(1867年)の四月に信徒の喜捨によって建立。お堂は平成十八年に修理が施された。
延命長寿を祈ることの他に、耳が良く聞こえるようにとカワラケを供えて延命地蔵様に願うと、聞こえるようになると言い伝えられています。

疣神尊

浄圓坊が羽黒山から背負い持ち帰り祀ったもので、水疣等の疣をとる尊像として今もお参りする人が多い。

一隅会館

伝教大師。最澄様の志を受け継いで始められた一隅を照らす運動の一環として、平成六年十一月に壇信徒の懇親と地域住民の親睦を図ることを目的に建設されました。